COURSE DIARY

コースキーパーの気まぐれ日記
最高のコンディションでお客様をお迎え出来るよう、コースコンディション情報、メンテナンス情報等をこちらのブログ内でお知らせします。

夏の散水の難しさ

2024.08.07

夏のグリーンへの散水は実はめちゃくちゃ難しいのです。一歩間違えると大惨事です。

ただ暑いからと言って水をじゃんじゃん撒けば過散水となり蒸れて病気の発症を助長してしまったり藻が多く発生してしまう事もあります。芝もブカブカになり刈り込み機械で削ってしまうことにも繋がります。けど水を撒かなければ枯れてしまいます。撒き過ぎも水分が足りないのもダメなのです(-_-;)

また日中の暑い時間に中途半端な量を撒くとギラギラの太陽に照らされた水は直ぐに熱い湯となってしまいます。芝の葉や地際の根を茹でてしまう感じになってしまいます。良かれと思った散水が逆に大ダメージを与えかねません:(;゙゚'ω゚'):

1日を通して気温の変化や芝の顔色を観察して散水方法や散水時間を考えながら行う事が重要です。UVカット剤や浸透剤等の資材を使用する事も大切です。

しかし大前提に夏の暑い時期を乗り越えるために春の更新作業をキッチリ行い土壌環境を整えておく事は必須条件です。(`_´)ゞ